切なくメロディアスな旋律で華麗な脱皮を遂げたDEZERTの新世界。『蝶々』

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もし生まれ変われるなら
綺麗な羽で飛び回りたい

どうも、チャボです。

元々学生の頃、ヴィジュアル系にドップリ浸っていたこともあり、自分の音楽はやはりこういう世界が原点なんだなという事を、ここ最近改めて感じています。

そんな中で知った4人組のヴィジュアル系バンド“DEZERT”

ボクは全然新参者ではありますが、このバンドを始めて知ったのがこの『蝶々』という曲でした。

ではご紹介。

◆ヴィジュアル系とメジャー系の狭間で輝く『蝶々』

この曲を初めて聴いた時、久々にズンときました。

切なさを煽るイントロのギターにウネるリズム隊と涙腺を刺激するメロディーラインに乗って、少ししゃがれた独特な歌声で奏でる確立された世界観。

聴いていて、意識せずに歌詞の世界に引き込まれていたこの感覚は、ホントに久々です。

楽器隊の旋律も耳に残り、身体が動いてしまいますし、元バンドマンとしてはコピーしたい気持ちにさせられる程でした。

そこから過去の曲を漁ってみて思ったのですが、インディーズからのは古参ファンからすると『売れ線』に魂を売ったと言われる曲なのかもしれないなとは思いました。

方向性でいけば、かなり変わったと言われてもおかしくないです。

過去曲は過去曲で今回の蝶々とは全然異なる雰囲気ですが、ヴィジュアル系の持つ独特な非日常感がかなりカッコいいんですよ。

そしてそのどれもが歌詞と旋律を大切にしている感じが伝わりますので、その点についてはこのバンドの本質なのか、変わらず貫かれている印象でした。

過去の曲は後程ご紹介しますが、DEZERTに限らず、元々デス声でシャウトしたり陰鬱な曲を全面に押し出していたバンドが、突然ポップでキャッチーで万人ウケしそうな方向に進路変更することはよくある事で、その度、古参ファンは置いていかれたような感覚を覚えてきました。

こと、このDEZERTというバンドもその狭間に居るのではないかと思います。

そんな、サナギから蝶に脱皮する、まさにその刹那に生まれたようなこの曲は、バンドとしてどうやって生まれたのか知り得ませんが、ボクにとっては真っ直ぐ心に届いたんです。

メジャー系のバンドがヴィジュアル系っぽい曲をやると何処か哀れみのようなものを感じてしまいますが、ヴィジュアル系バンドが作るメジャー寄りの曲は、心を病んでいたり荒んでいたりといった人としての長いトンネルの中から抜け出したような、影は残りつつもそれでも新たな世界へ踏み出そうとしている、まさにその狭間で揺れるような、そんな苦悩を聴きやすい雰囲気で丸く包んだ感じがして、ボクとしてはとても響きます。

明暗の狭間。

陰陽の狭間。

その刹那に生まれるこの、蝶々のような楽曲はホントに心地よいですね。

これが本当に方向転換なのか、それとも色々な事を許容して納得して飲み込んでバンドそのものの幅とともに音楽性の幅が広がったのか。

いずれにしても、批判承知でこれまでとは異なる“ジャンル”の楽曲を自信を持って提示してきたDEZERT。

今後どんな世界観をみせてくれるのか、今からとても楽しみです。

◆DEZERTの描き出す『非日常』

ちなみに、蝶々を含むアルバムの全曲試聴動画が配信されていたのでご紹介します。

これだけでも結構、バンドとしての幅を感じることができるのではないでしょうか?

しかしこのアルバムがリリースされるより前の楽曲たちは、上述の通り全く異なる世界で奏でられています。

数曲ピックアップしてご紹介します。

あー。

君の子宮を触る

幸福のメロディー

変態

なかなかの感じがでしょう?

こう考えると、今回ご紹介した曲、“蝶々”はまさに脱皮と呼べる曲で、だからこそこのアルバムのリードトラックになったのではないか、と、予想しています。

◆まとめ。素直な気持ちを音に乗せて語るは音楽の本質。自分に忠実なバンド。

自分の意思を、思いを、志を、それらを隠さず素直に表現するというのは、恐らくバンドにとって諸刃の剣で、新規ファンの獲得が出来る可能性は大いにあるにせよ、これまでのファンにとっては辛い現実を突きつけることになり、批判を買う可能性も充分に秘めており、それを承知でリリースするというのは、やはりバンドの強さだと思います。

それを出してもきっとファンの皆さんは分かってくれるという自信もあるでしょうけれど、それだけではそんなイバラ道を歩く決意にはならないでしょう。

だからこその強さです。

その音楽性でも勝負できるんだ。

という自負と、それを裏付ける確かな技術力、そして何より、自分達に負けない強さを持っているんだろうなと。

色々と書きましたが、バンドが概ね通るであろうこの時期に生まれるどっちのいいところも兼ね備えた、これまでのそのバンドでは考えられない

“異質な楽曲”

がすごく好きなんです。

それを今回、この曲を通して理解できました。

今後もこのバンドの情報を追って行きたいと思います!

今回はここまで🐔

シェアしてもらえると…とても嬉しいです^^

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